XperiaなどAndroidスマートフォンは日本だけでなく多くの国で販売されています。その為、本体には「〇〇国向けの機種である」と言った情報が記録されており、それを確認する手段が用意されています。
『CDA』と言う情報
インターネット上から通信販売を用いてSIMフリーなグローバルモデルを購入する際、多くの場合では出身(国)を意識せずに販売されていることが多いです。
どの国向けに出荷されたものであっても、SIMフリー版である以上は通常利用に支障はありませんが、国ごとに多少のカスタマイズが行われているので、同じ機種でもプリインストール(プレインストール)されているアプリの違いなどから「あれ?ちょっと違くない?」と感じることがあります。
このように、出荷国向けにカスタマイズされている関係上、Xperiaの本体には「どの国向けに出荷された機種なのか?」と言う情報が記録されており、これをCDA(地域コードor国コード)と呼んでいます。
『CDA』の違いによって起こること
このCDAの違いは、前述したようにプリインストール(プレインストール)されているアプリに出ることが多いですが、不要なアプリはアンインストールや無効化することができるので特別に重要なポイントではありません。
一番の違いは、アップデートの配信時に現れることが多いです。Xperiaのように多くの国で販売されている場合、OSなどのアップデートは世界中で一斉に行われるわけでは無く、地域ごとに配信範囲が広がっていくので「アップデートが配信されたのに “最新版です” って言われる!」と言ったようなことが起こります。
いち早く最新版のアップデートを適用したい場合にはFlashtool等を用いて、配信対象地域のFTFを焼くと言ったことをすることもあるので、自分の持っているXperiaが「どの国向けに出荷された機種なのか?」を調べる方法を覚えておくと良いでしょう。
『CDA』を調べる手順
- Serviceメニューより『Service info』をタップします。
- Service infoメニューより『Software info』をタップします。
- Software infoに表示される “Customizetion Version” がCDA(地域コードor国コード)を表しています。
『CDA』を調べるやり方は以上です。
ただし、『CDA』はあくまでもコードなので、これを見ただけでは国名を判別することはできません。国名を調べるためには、もう一手が必要です。
『CDA』から国名を調べる手順
- XperiFirmのサイドメニューより『対象の端末』をクリックします。
- 画面中央に “CDA” と “Market” の列が表示されるので、先に調べた『CDA』よりMarketを特定できます。
“Market” とは市場の意味であり、ここでは販売国を示しています。
CDAから国名を調べるやり方は以上です。
私が所有するXperia X Compact F5321を調べたところCDAが “1305-0031” でMarketが “Hong Kong” なので香港版と言うことがわかりました。