スマートフォンの挙動がおかしくなった際には「アプリのキャッシュを削除する」と改善することがあります。原因がわからない場合などには試してみると良いでしょう。
アプリのキャッシュとは?
処理の高速化を図るために「よく利用するデータ」を一時的に保存しておくことをキャッシュと呼びます。
このキャッシュは、本来であれば保存されていることで処理がスムーズに円滑に行われるものなので削除する必要は無いと思われますが、データは常に更新されているものなので時とともに保存されたキャッシュデータは古くなってしまいます。そのため、キャッシュデータはあくまでも “一時的に” 保存しておくものであり、定期的に新しいデータへ更新されています。
しかし、どうしても古いキャッシュデータがゴミとして残ってしまう場合があり、このゴミによって「アプリの挙動がおかしい」と言ったことが発生し、最悪の場合にはスマートフォン本体の挙動にまで影響を及ぼしてしまうことがあります。そのため、このキャッシュデータはユーザーが “手動” かつ “任意のタイミング” で削除できるようになっています。
キャッシュを削除する手順
- 設定より『アプリと通知(アプリ)』をタップします。
- アプリと通知(アプリ)より『〇個のアプリをすべて表示』をタップします。
- アプリ情報より『(対象のアプリ/ウィジェット)』をタップします。
対象のアプリが “システムアプリ” の場合には表示させる操作が必要です。
- 対象のアプリ情報より『ストレージ(ストレージとキャッシュ)』をタップします。
- 対象のアプリの “メモリ” より『キャッシュを削除』をタップします。
『ストレージを消去』をタップするとアプリが初期化されるので注意してください。
アプリごとにキャッシュを削除するやり方は以上です。
キャッシュを削除したからと言って必ずしも改善するわけではありませんが、1つの方法として覚えておくと良いでしょう。