機種変更などによって不要になったスマートフォンを業者に買い取りしてもらう人も多いでしょうが、スマートフォンを初期化しただけではFeliCa(おサイフケータイ)のデータが残ったままになることがあります。
おサイフケータイのデータ
日本国内で使用されている “おサイフケータイ” のほとんどは “FeliCa(フェリカ)” と呼ばれるICチップを用いて行われています。おサイフケータイを使用することによるデータはスマートフォン本体こ保存されていると思われがちですが、実際にはICチップに搭載されているデータ記憶領域に保存されています。このため、スマートフォン本体を初期化してもICチップ内のデータは削除されず残ることがあります。
このICチップ内に保存されているデータはSIMカードに紐づけられていることが多いので、機種変更などによって不要になったスマートフォンを業者に買い取ってもらったり知人・友人に譲渡する場合にICチップ内にデータが残っていると、別のSIMカードを使った際に “おサイフケータイ” が使えなくなってしまう恐れがあります。したがって、不要になったスマートフォンのICチップ内データは必要に応じて消去されていることを確認するようにしましょう。
メモリ使用状況を確認する手順
- おサイフケータイアプリより『三(サイドメニューアイコン)』をタップします。
- 表示されたサイドメニューより『サポート・規約』をタップします。
- サポート・規約より『メモリ使用状況』をタップします。
これまで、Pixel 3など一部の機種では『メモリ使用状況』が表示されず確認することができませんでしたが、アップデートによるものなのか2019年06月の現在では確認できるようになりました。
- おサイフケータイのメモリ使用状況より “0” であることを確認します。
おサイフケータイのメモリ使用状況を確認するやり方は以上です。
データが残っている場合は?
機種変更の際にデータの移行を全て完了させていればデータが残ることは無いでしょうが、移行しないデータがあったり移行したのに残っている場合には、利用サービスの “解約” や “削除” などの手続きを行い最後にアプリを削除することで消せる場合があります。
参考 Google Payから電子マネーを削除する方法
参考 スマホの機種変更でGoogle Payを移行する方法
それでも残ってしまう場合には、NTTドコモやauにソフトバンクなどのキャリアショップに出向き相談してみると良いでしょう。