スマートフォンのケースには、カードホルダーによってSuicaやPASMOなどの交通系ICカードが入れられるようになっている物があります。便利に使っている人も多いでしょうが、クレジットカードやキャッシュカードなどを入れると最悪の場合に使えなくなる恐れがあります。
磁石に弱いカード
クレジットカードやキャッシュカードなどの裏面に “黒い帯” がついているのを見たことがある人は多いでしょう。これは磁気カードと呼ばれ、黒い帯に “磁気” でカード情報を記録しています。
この磁気カードは、外部からの磁気に影響されて内容が変わってしまう事があり、こうなるとカードの情報を読み込むことができずに「カードが使用できません」などと言ったエラーが発生してしまう事があります。
磁石が使わるスマホ
携帯電話やスマートフォンでは、スピーカーやマイク、バイブレーション(バイブ)などに磁石が使われています。また、手帳型ケースには留め具に磁石が使われていたり、閉じたときにスマートフォンをスリープするためのスイッチとして磁石が用いられていることがあります。
このため、クレジットカードやキャッシュカードなどの磁気カードと携帯電話/スマートフォンを一緒に持ち歩いたりすると、使われている磁石の影響でカードの磁気が破壊され読み込めなくなってしまう事があります。
増えてきた磁気不良
おサイフケータイの使えなかったiPhoneで、カードホルダー付のスマホケースにSuicaやPASMOなどの交通系ICカードを入れて使用していた人も居るでしょう。しかし、2016年よりiPhoneでもFeliCa(おサイフケータイ)機能が使えるようになったことから、カードホルダーにSuicaを入れる必要が無くなりましした。
そこで、空いたカードホルダーにクレジットカードやキャッシュカードなどを入れてしまい、スマートフォンやケースに使われている磁石の影響によって磁気カードが壊れてしまう事象が発生しているようです。
空いたカードホルダーに何か入れたくなる気持ちはわかりますが、キャッシュカードやクレジットカードなど使えなくなっては困るカードは避けた方が良いでしょう。