メインで使用していたスマートフォンが限界だったので、2016年10月07日に発売が開始されたZenFone 3 ZE520KL(日本版)を早速購入してみました。
日本版を購入してみて
ZenFone 3は海外でも販売されおり海外版の方を輸入したほうが安いですが「技適マーク付きの純正品が国内で購入できるのだから国内版を購入する方が良いだろう」と思い日本版の購入に至りました。
私は家電量販店にて購入しましたが、IIJmioモバイルサービスなどのMVNO(格安SIM)で購入すると、割引価格で購入できたり分割払いで購入することができます。
付属品
ZE520KL(日本版)の付属品は『本体』『USB Type-Cケーブル』『ACアダプタ(充電器)』『イヤホン(カナル型)』『イヤーピース』『SIMカードスロット取り出しピン』『日本語マニュアル(英語含む)』です。
これまで主流だったmicroUSBでは無く新しい規格のUSB Type-Cになっていますが、USB Type-Cケーブルは付属しているので別途購入する必要が無いのは嬉しいところです。
価格
ZE520KL(日本版)の価格は税込みで約4,3000円なので、これまでのZenFoneシリーズよりも “お高め” な印象ですが、技適マークもしっかりと表示できるし、新しいUSB Type-Cケーブルや日本で使えるACアダプタ(充電器)も同梱されており、何より家電量販店で気軽にSIMフリースマートフォンが購入できるのは魅力でしょう。
しかし、海外での販売価格やZenFone2などの低価格を知ってしまっているので、どうしても「高いな」と言う感想は捨てきれません。
せっかくなので比較
これまで使用していたXperia Z3 Compact SO-02Gが、約2年前の製品なので機種変更を考えている人も多いと思い比較してみました。
基本スペック
性能が同等の部分もありますが、基本的にはスペックアップしています。リアカメラの画素数はスペックダウンしている印象もありますが、カメラ性能は画素数だけでは測れないので注意が必要でしょう。
ZE520KL | SO-02G | |
---|---|---|
OS | Android 6.0 Marshmallow | |
SoC | Snapdragon 625 | Snapdragon 801 |
ROM | 32GB | 16GB |
RAM | 3GB | 2GB |
ディスプレイ | 5.2インチ | 4.6インチ |
解像度 | 1920×1080(フルHD) | 1280×720(HD) |
カメラ | リア:1600万画素 フロント:800万画素 |
リア:2070万画素 フロント:220万画素 |
バッテリー | 2,650mAh | 2,600mAh |
USB | Type-C | microUSB |
指紋認証 | 〇 | × |
デュアルSIM | DSDS | × |
au VoLTE | 〇 | × |
ベンチマーク
Snapdragon 625は600番台のミドルハイSoCですが、2年前の機種に搭載された800番台のSoCであるSnapdragon 801よりも総合的には高性能となっています。中でも3D性能が向上しているのでゲームなどをする人にとっては良いかもしれません。
とりあえず所感
SIMサイズ
ZenFone 3 ZE520KLはデュアルSIMに対応した製品です。SIMカード1にはmicroSIMを装着しSIMカード2にはnanoSIMカードを装着するので、microSIMでもnanoSIMでも問題ないように思われますが、SIMカード2はmicroSDと排他になっているのでmicroSDを使用する場合にはmicroSIMを使用する必要があります。そのため、「nanoSIMしかないがmicroSDを使いたい」と言う場合には、SIMカードサイズを変更するかSIMカード変換アダプタを使用する必要があるので注意してください。

大きさ
これまで使用していたSO-02Gが4.6インチなのに対してZE520KLが5.2インチなので、本体サイズが「大きすぎるのではないか?」とも思いましたが、持った感じでは気になりませんでした。
操作性
SoC(CPU)がミドルハイなSnapdragon 625なのが心配でしたが、操作性も引っかかることなくスムーズにサクサクと操作できます。購入後に充電しながらアプリのダウンロード等をしてみましたが、気になるほど発熱もしないのでバランスが良い印象です。
センサー
GPSはもちろん、電子コンパスやジャイロセンサーも内蔵されているので、ポケモンGOなどセンサーを使用したゲームも問題なくできるでしょう。また、MVNO(格安SIM)を使用している場合でもGPSは高速に測位できるのでマップアプリ等でも問題なく使用できます。
緊急地震速報
地震大国である日本で使用するには「緊急地震速報が受信できるか?」と言うのは何よりも大切なことです。ZenFone 3 ZE520KLには『設定』→『もっと見る』→『緊急警報』があるので、機能としては搭載されています。
ただし、実際に受信できるかは発報されてみなければわかりません。
最後に総括
利用しているMVNO(格安SIM)のSIMカードがドコモ網を利用しているため、au VoLTEを試すことができないのが残念ですがSIMフリーかつau VoLTE対応なので、今後はau網を利用したMVNO(格安SIM)であるmineoや
IIJmioモバイルサービスなども利用でき契約の選択に幅ができたのは非常にメリットです。
4万円台で、これだけの製品が購入できるのは(海外モデルを除けば)コストパフォーマンスに優れているでしょう。
参考 ZenFone 3における液晶保護フィルムとケース&カバーの選びかた
参考 ASUS ZenFone 3は輸入版を買った方が安いんじゃないか?
参考 ついに『ASUS ZenFone 3』が日本で販売!