Androidスマートフォンなどで文字入力を行う際、入力に使用するキーボードが文字を入力する場所の上に重なって表示される場合がありますが、これはIME(日本語入力システム)による機能の1つである “フローティング(キーボード)” が原因です。
フローティングキーボードとは?
Androidスマートフォンなどで文字入力を行う際には、入力に使うキーボードが画面の下から「せりあがる」ように表示されるのが一般的です。この形式の場合、キーボードの位置が固定となるため、画面サイズなどによっては使いにくい場合も多いです。
そこで、IME(日本語入力システム)によっては、キーボードの位置を自由に変更できる機能を持っている場合もあり、この形式では表示内容に対して「浮いている」状態で表示されます。このようなキーボードのことをフローティング(またはフローティングキーボード)と呼びます。
昨今では大型のディスプレイを持ったスマートフォンも増えているので便利な機能かもしれませんが、フローティング(浮遊)して表示されてしまうため、画面構成によっては「入力欄がキーボードで隠れて入力しにくい」と言った不都合が生じる場合もあるので、その場合には解除すると良いでしょう。
フローティングを設定する手順
例として “ATOK” アプリを用いますが、アプリによって操作が大きく異なる場合があるので注意してください。
- キーボードより『あA1』をロングタップします。
- 表示されたメニューより『フローティングキーボード』をタップします。
画像は “フローティングキーボード” の状態なので、タップすることで解除され通常のキーボードとなります。
フローティングキーボードを設定するやり方は以上です。
フローティングキーボードをオンにする場合には通常のキーボードの状態から同様の操作を行うことで可能です。