AndroidスマートフォンであるXperiaとiOSスマートフォンであるiPhoneの両方を使っている立場からAndroidとiPhoneのメリット・デメリットを探してみました。
はじめに
2016年01月現在で、AndroidスマートフォンとiPhoneの両方を使用しています。
「スマートフォンはどれが良い?」と良く人にきかれますが、以前であれば面倒なので 「黙ってiPhone買っとけ!」と言っていましたが、最近は考えが変わって「Androidも良いよ」となっています。
スマートフォンのシェア率
日本国内におけるスマートフォンのOS別シェア率は2015年12月のデータで iPhone(iOS) が6割程度と言われています。
このデータに違和感を感じる人が多いと思いますが、学生はiPhoneを持つ場合が多く、社会人はAndroidを持つ場合が多いためだと思われます。また、日本人は 人と同じものを購入する 傾向が強いのでiPhoneを持つ人の周りではiPhoneが多く、Androidを持つ人の周りではAndroidが多いように見えるのでしょう。
ちなみに海外では8割程度の人が Androidスマートフォン を所有していますので、iPhoneのシェア率が高い日本は珍しい国であると言えます。
Androidとは?
Androidのメリット
種類が多い
Androidスマートフォンは複数のメーカーから販売されているため種類が豊富なのが特徴です。特に 人気キャラクターとコラボレーションしたスマートフォン(コラボスマホ)は人気も高いです。
カスタマイズ性が高い
Androidのホーム画面にはアプリのアイコンを配置するだけでなく ウィジェット と呼ばれる小さなプログラムを張り付けることができます。このウィジェットはアプリに付随しているものが多いですが、中にはウィジェットを作成するアプリなども開発されており、壁紙などを組み合わせると世界に一つしかないスマートフォンを作り出すことができます。
また、前述したコラボスマホに似せた画面を作り出す試みがされることもあります。
参考 Xperiaをエヴァンゲリヲンコラボモデル「SH-06D NERV」風に変更できるテーマ
SIMフリースマートフォンが入手しやすい
日本で各キャリアから販売されているスマートフォンには購入したキャリアでしか使用できないようにSIMロックがかけられていることが多いですが、昨今ではキャリアに依存しないSIMフリースマートフォンも多く発売されるようになりました。
SIMフリースマートフォンと言えば以前は海外で販売されている商品を入手することが多く高価な商品になりがちでしたが最近では価格を抑えた商品も登場してきています。
特に日本ではMVNO(格安SIM)を使おうと考えている人も増えているのでSIMフリースマートフォンの需要が高まっており、その結果として国内での使用に適したSIMフリースマートフォンも発売されるようになりました。
海外に良くいく人はもちろん国内でも使用しやすいSIMフリースマートフォンは今後注目すべき存在でしょう。
機能の取捨選択ができる
Androidスマートフォンに搭載されている機能はデフォルトの機能であっても不要であれば無効にできることが多いです。機能の取捨選択はスマートフォン本体の動作を軽くしたりバッテリーを長持ちさせられるため非常に優れたメリットでしょう。
参考 ホームボタンを長押しすると出てくる半円状のヤツがフリック入力と相性が悪いので何とかする
Androidのデメリット
機種やバージョンが異なると操作も異なる
日本で発売されるAndroidスマートフォンは各製造メーカーが独自のカスタマイズを加えて販売することが多くAndroid OSが同じバージョンでも機種が違えば搭載されている機能に違いがあることも多いです。
それを選ぶ楽しさはメリットになりますが、「操作方法がわからない」となる人が多く人に聞くにもインターネットで調べるにも同じ機種・同じバージョンの情報を探す必要があります。
特に日本人はIT機器に弱い傾向があるので、苦手な人は周りと同じ機種を購入する方が良いでしょう。
キャリアアプリが多い
日本の各キャリアが販売するAndroidスマートフォンには、各キャリアが独自に開発したサービスのアプリが満載にプレインストールされています。
これらのプレインストールアプリはデフォルトではアンインストールや無効化することもできないので、バックグラウンドで勝手に動作してスマートフォン本体の動作を重くしたりバッテリーの消費を激しくしたりします。
特別な操作をすれば、これらのアプリを無効化することもできますが、初心者には敷居が高いでしょう。
参考 スマホ本体から “アンインストール” も “無効” もできないアプリを強制的に無効化する方法
iPhoneとは?
iPhoneのメリット
古い機種でもOSのアップデートが行われる
iOSスマートフォンのアップデートはOSの開発元であるAppleから直接行われます。しかも、古い機種から新しい機種まで揃ってアップデートされるので、iPhone5SでもiPhone6でもiPhone6sでも同じバージョンのOSが使用できることになります。
日本人の多くが利用している
冒頭で記載したとおり日本国内のiPhoneシェア率は6割程度なので日本人の半数以上がiPhoneシリーズを持っていることになります。
これは前述したiOSのアップデート事情と合わせると大きなメリットで、日本人の半数以上は持つスマートフォンのOSバージョンが揃うので何か操作に困ってもiPhone5Sを使っている旧ユーザーからiPhone6sを使用している新ユーザーまで相談する人が多くいる(情報が多い)と言うことになります。
アクセサリー(ケース、カバーなど)が充実している
スマートフォンのアクセサリー(ケース、カバーなど)の豊富さはiPhoneシリーズが群を抜いています。大手家電量販店に行ってみるとその様子が良くわかると思いますが、iPhoneのコーナーは非常に面積が広く数も多いので気に入ったアクセサリーが見つかりやすいでしょう。
iPhone本体の購入価格面で優遇される
世界的に見ても珍しいですが、日本ではiPhoneを買うほうが安くなることが多いです。また、iPhoneは中古製品の買取価格も高く設定されるので、旧本体を売却することを前提に考えると非常に安く購入することができます。
WebサイトはiPhoneが基準で作られることが多い
日本ではiPhoneを所有する人が多いため、Webサイトを作成する際にモバイルサイトはiPhoneを基準に作成されることが多いです。これはシェアが高いスマートフォンに合わせて作るのが一番コストパフォーマンスに優れているからです。
iPhoneのデメリット
見た目が全部一緒
iPhoneシリーズは本体のナンバリングが上がっても見た目が大きく変わることはありません。また、ソフト面のカスタマイズ性も乏しくアプリのアイコンをただ並べることしかできません。
逆に言えば、完成された商品とも言えますが、「人と違ったものが使いたい」と言う人には向かないでしょう。
パソコンが必要
iPhoneにはiTunesと呼ばれるサポートツールがあります。iTunesはiPhoneのバックアップ等を行うための非常に優れたツールですが、MacOSやWindwosにインストールして使用するものなのでパソコンが必要になります。
参考 iTunes for WindowsをWindows10にインストールする方法
iPhone本体でも簡易的なことはできますがフル機能を使うためにはパソコンを用意したほうが良いでしょう。
アプリ開発にコストがかかる
iOSアプリを作成するためには費用がかかります。まず、iOSアプリの開発はMacOSでないとできないためWindowsパソコンしか持っていない場合にはMacOSを搭載したパソコンを購入する必要があります。それに加えて作成したアプリを公開(リリース)するためには iOS Developper program に登録する必要があり年間で8400円が毎年必要になります。
これらの事情により、iOSアプリは有料であることが多く、またAndroidアプリにはあるがiOSには無いアプリと言うのも存在します(もちろん逆もあります)。
ただし、お金をかけて開発している分、完成度の高いアプリが多い のも事実です。
AndroidとiPhoneの機種変更
「Androidを使っているけどiPhoneを使いたい」や「iPhoneを使っているけどAndroidを使いたい」と思う人もいるとおもいます。AndroidとiPhoneで相互に機種変更をする場合にはどうすればよいか確認しておきましょう。
参考 AndroidスマホからiPhoneへの機種変更でデータ移行をする方法
参考 他のスマホからXperiaへの機種変更でデータ移行をする方法
参考 他のスマホからAndroidスマホへの機種変更でデータ移行をする方法
まとめ
どちらも優れたスマートフォンであることは間違いないです。自分好みのスマートフォンが持ちたいのであればAndroidの方がオススメですし、みんなと同じスマートフォンを使いたいのであればiPhoneを選択するのがオススメです。
両方使うという選択肢も大いにアリだと思っています。