Androidスマートフォンでは、アプリを終了させたつもりでも裏(バックグラウンド)で動作している場合があります。このため、アプリを完全に終了(停止)させるには所定の手順を踏む必要があります。
スマホアプリの挙動
アプリを終了させるには「ホームを表示する」と言った操作をすることが多いですが、すぐに同じアプリを起動すれば前の状態に戻すことができます。これは「アプリを一時的に非表示にする」と言った意味合いがあり、これは「アプリをバックグラウンドへ移行する」と言い動作は続きます。
しかし、同時に動作させることのできるアプリには上限があるために、バックグラウンドに移行したアプリは自動的に終了されます。アプリを改めて起動した際に「途中から表示される」場合と「最初から表示される」場合があるのはこのためです。
したがって、「アプリを終了させる」と言うことを明示的に操作する必要はありませんが、逆に「途中から表示されるのは困る」「最初から表示したい」と言う場合には、アプリを手動で完全に終了させてみると良いかもしれません。
アプリ履歴から操作するやり方
3ボタンナビゲーションでは操作が異なるので注意してください。
ジェスチャーナビゲーション
- 画面下部の【バー】を上へスワイプし途中で止めます。
- アプリ履歴より【(対象のアプリ)】を 上 へスワイプします。
すべてのアプリを一括で終了させたい場合には【すべてクリア】をタップします。表示されていない場合でも左から右へ全てスクロールすると表示される場合があります。
3ボタンナビゲーション
- 画面下部のナビゲーションバーより一番右にある【■】をタップします。
- アプリ履歴より【(対象のアプリ)】を 上 または 左右 へスワイプします。
すべてのアプリを一括で終了させたい場合には【すべてクリア】をタップします。表示されていない場合でも左から右へ全てスクロールすると表示される場合があります。
アプリ履歴から終了させるやり方は以上です。
ただし、機種やバージョンによっては「履歴を削除しているだけ」で「アプリを終了してはいない」と言った場合もあるようで、その場合にはアプリ情報から強制終了させることができます。
設定から操作するやり方
- 設定の[アプリ]>[〇個のアプリをすべて表示]>[すべてのアプリ]より【(対象のアプリ)】をタップします。
対象のアプリが[システムアプリ]の場合には表示させる操作が必要です。
- 対象のアプリ情報より【強制停止】をタップします。
アプリ情報から強制終了させるやり方は以上です。
アプリの終了は自動的に行ってくれる部分なのでユーザーが気にするところではないですが「見えないところ(バックグラウンド)で動作しているアプリ」と言うのが気に入らない場合には、こまめに手動で完全終了させると良いかもしれません。
ただし、中には強制終了させることによって不具合が生じる可能性もあるので注意してください。